従来の広告やチラシ、看板などとは違い、ディスプレイを用いて情報や製品の特徴を映像で配信できるデジタルサイネージ。マーケティング方法の一種でもあることから、近年では海外に留まらず、日本国内でも各所で見かけるようになりました。
今回はデジタルサイネージの導入を検討する方へ仕組みと導入における注意点を解説します。高品質でユーザーに適切な情報を届けるためにも、しっかりとチェックしておきましょう。
デジタルサイネージの活用が国内でも広がっている
デジタルサイネージは、もともと海外で広く活用されていたマーケティング方法のひとつです。ここではさまざまな情報を多くのユーザーへ配信するために、参考にしたい海外での使い方についてご紹介します。
海外ではスタンダード
デジタルサイネージは、海外ではポピュラーなマーケティング方法です。はじまりは1970年代のアメリカで、50年以上経過した今では特に活用が進み、あらゆる場所に設置されています。
たとえばポルトガルの家電量販店「worten」では、店内にある約1,000画面のディスプレイを、すべてデジタルサイネージで一括管理しています。
フランスにあるプロジェクションマッピング専門の美術館「キャリエール ド ルミエール(光の採石場)」では、フロアを含め7,000平方メートル以上の範囲に約100台のプロジェクターを設置。
プロジェクターに美術館ならではのサイネージコンテンツを配信することで、360度どこから見てもエキゾチックな絵画による物語が楽しめるように工夫されています。
国内でも需要が高まっているため検討しよう
近年では国内でもデジタルサイネージの需要が増加し、複数の場所で活用されています。駅や大型複合施設には各フロアに案内板を設置し、フロアの情報や店舗情報、各種イベント案内も配信しています。
ほかにも、個人飲食店でもデジタルサイネージは広く取り扱われています。個人飲食店の看板をサイネージコンテンツに変えることで、メニューやおすすめなどを映像や音楽、音声などをのせて配信でき、興味を刺激する効果につながっています。
国内でもデジタルサイネージの需要が高まっていることから、仕組みや商品の選び方を正しく押さえたうえで導入することが大切です。
デジタルサイネージの仕組み
海外や国内におけるデジタルサイネージの活用事例を把握したら、次はその仕組みについて押さえておきましょう。使い勝手やメリットに合わせて仕組みを押さえることで、企業予算や目的に合わせたサイネージコンテンツの配信が可能になります。
デジタルサイネージは2種類
デジタルサイネージと一口に言っても、その種類は3つに分けられます。
スタンドアロン型
スタンドアロン型はオフライン型とも呼ばれ、ディスプレイ内蔵プレイヤーを使って単独で操作するものです。サイネージコンテンツを取り込んだUSBやSDカードを差し込むだけで使用できるため、操作しやすい点が特徴です。
デジタルサイネージ機能を持つ端末を用意する必要がありますが、コンテンツデータが用意されていたり、これまでのデータを使い合わせたりしながら配信したい方にはおすすめのタイプと言えるでしょう。
ネットワーク型
ネットワーク型は、インターネットを通じてサイネージコンテンツを配信するものです。有線、または無線LANやWi-Fi環境などがあれば簡単にサイネージコンテンツを配信できます。
なお、ネットワーク型には専用サーバを活用する「オンプレミス型」と、クラウド環境にコンテンツを用意し、用意したコンテンツを配信する「クラウド型」があります。近年需要が増加傾向にあるのは、コンテンツをクラウド上に保管できるクラウド型です。
4つの構造から成り立っている
デジタルサイネージは4つの構造から成り立っています。テレビに似た見た目であるものの全く異なる端末であるため、それぞれの構造について押さえておきましょう。
ディスプレイ部分
ディスプレイ部分は映像や画像などを表示する部分を指します。自動販売機などに取り付けられた小窓タイプのほか、壁を覆うほど大きなサイズまで幅広く展開しています。
制御部分
制御部分はコントロール部とも呼び、受信した映像やネットワークを制御する部分です。
情報受信部分
情報受信部分はデジタル通信部とも呼ばれ、情報の配信元からサイネージコンテンツを受信する部分を指します。サイネージ側から動作確認し、広告配信元へコンタクトを取ることも可能です。
ストレージ部分
ストレージ部分はサイネージコンテンツを保存する部分です。パソコンやスマートフォン、タブレットなどにもある部分のことで、メモリーカードを後付けすれば容量の拡張も可能です。
デジタルサイネージ導入は品質に注意
デジタルサイネージの導入にあたっては、サイネージコンテンツを配信する端末の品質に注意する必要があります。端末はLEDチップが内蔵されていますが、安価な輸入品の場合、火災などの大きなトラブルにつながる恐れがあります。
また、端末側に不備やトラブルが起きた場合に、複数の業者が対応するようでは、迅速な解決につながらず、情報の配信や製品の支給が遅れてしまうなど、業績にも直接的な影響を及ぼします。さらに、複数の業者が関与するとなれば、中間マージンの発生によって費用も割高になるでしょう。
企業にとって適切な方法でデジタルサイネージを導入するには、以下3つの注意点を視野に入れることが大切です。
業者が対応してくれる範囲を確認
デジタルサイネージを導入するには、業者の対応範囲を調べておくことが大切です。複数の業者を通じて修理やトラブルの対応に当たれば、その分だけ日数が掛かるほか、中間マージンの発生など費用が高額になるケースもあります。
デジタルサイネージの導入において予算内、かつ迅速なトラブル対応を求めるのであれば、業者の対応範囲について調べることが重要です。
株式会社日本ビジョンネットワークでは、デジタルサイネージにかかわるすべての対応を自社完結で行います。仕入れ・工事・コンテンツ管理まで一貫して自社が責任を持って対応します。
予算内で導入したい、そのうえで不安やトラブルの解決もひとつの企業で済ませたいと考えるのであれば、当社のデジタルサイネージがおすすめです。
部品は良質なものか
次に注意したいのが部品です。デジタルサイネージには複数の部品が内蔵されていますが、一つひとつの部品に安全性が担保されているかを確認することが大切です。美しい映像を配信することを希望するのであれば、高品質なLEDチップや液晶を選ぶ必要があります。
当社ではデジタルサイネージにまつわる部品内部を細かく精査・厳選して提供しています。LEDチップひとつをとっても、複数から性能を厳選しているため、品質には自信があります。高品質な部品を取り入れたデジタルサイネージを活用したい場合は、当社の取り扱い製品がおすすめです。
PSEマークがついているか
最後に注意すべき点がPSEマークの有無です。PSEマークとは電気製品についていなければならないマークのことで、電気製品の安全性を担保します。日本国内で電気製品を取り扱う場合は、取扱業者によって申請し、貼り付ける義務があります。
PSEマークのない電気製品は、安全性が担保されていないことから、火災やショートなどの大きなトラブルにつながる可能性もあります。設置場所の規模が大きく、多くのユーザーが利用するとなれば、さらに大きなトラブルを招く可能性も考えられます。
デジタルサイネージを導入するには、高品質で長く使えるものを適正価格で購入するのが望ましいと言えるでしょう。
高品質なデジタルサイネージはJVNにお任せください!
デジタルサイネージは複数の部品によって映像や画像、音楽や音声を配信します。海外輸入が多いため、高品質で安全性が担保されたものを選ぶのであれば、適正価格を知ったうえで適切な業者を選ぶことが大切です。
株式会社日本ビジョンネットワークでは、高品質でクリアなデジタルサイネージを多数取り揃えています。部品を当社で厳選しているため、製品には自信があります。デジタルサイネージによる情報配信・製品の導入を検討中の方は、ぜひこの機会に当社公式サイトをご覧ください。